振り返り手法の紹介〜KPT〜努力する目的を忘れないように

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

私の好きな言葉の一つがイチロー選手のこの言葉です。

メジャーリーグのシーズン最多安打記録やプロ野球における日米通算安打世界記録など、イチロー選手が打ち立てた記録は枚挙にいとまがありません。

私も自分の会社を大きくするため、もっと自分自身成長していくため、日々やらなければならないことをコツコツと積み重ねていこうと思っています。

ただ、毎回同じことを何も考えず惰性でやっていっても成長の伸びは小さいだろうと思っています。

常に考え続ける。もっと質をあげるにはどうすればいいのか?

もっと早く完了させるにはどうすればいいのか?

このやり方で正しいのだろうか?他の良い方法はないのか?

常に最大限に成長していくためにいくつかの振り返り手法をやっているのでそれを紹介します。

開発チームで学んだ振り返りの大切さ

前の会社の開発チームで導入していた振り返り手法です。

その開発チームは「スクラム」と呼ばれる開発手法を導入していました。

以下の本にスクラムの定義と運用方法の事例がわかりやすく紹介されており、開発チームにいたころはこの本を何度もよみました。

本の言葉を借りると、スクラムとは、

一言で表すと、「複雑で変化の激しい問題に対応するためのフレームワーク」です。

フレームワークというと少し抽象的すぎてわかりにくいかもしれませんが、もう少し具体的にいうと、『プロジェクトをうまく回していくためのチームと、チームメンバーで共有する心得』みたいなものです。

『野球チーム』みたいなものでしょうか。野球のチームは、メンバー全員が攻め方、守り方を場面毎にそれぞれ理解してそれをメンバー全員で実行していきますよね?

そして、ピッチャーがきつそうだったり、バッターがプレッシャーに押しつぶされそうになっている時などに周りのメンバーが声掛けをしたりするなど、チームでフォローしたりもしますよね?

そういう一つ一つの場面でメンバーがやるべきことがまとめられているのが、開発プロジェクトチーム用にまとめられているのが『スクラム』です。

このスクラムに紹介されている振り返り手法がKPTです。

プロダクト開発はたった一人ではすすめることができず、みんなで協力してやっていかなければならないので、そのチームの運営は非常に民主的です。

この本は、Googleの開発チームの運営手法を解説した本なのですが、目から鱗が落ちました。

帯に「人と共に働くすべての開発者へ」と記載してあり、推薦者であるヴィントン・サーフは『ギーク(コンピューター系技術オタク)でなくても本書のアドバイスは読む価値がある。』とコメントしてありました。

日本の企業で紹介されるマネジメントノウハウや組織論は、上司はどうすべきか?

中間管理職はどうすべきか?

新入社員のマナーとは?

と言った上下関係を基礎にしたコミュニケーションノウハウに終始しているような気がしていて、

この本に紹介されていたすべてのチームメンバーを尊重して自分の意見を伝え、メンバーの意見を聞き、プロジェクトを成功させるにはどうすればいいのか?という方向に向かって進んでいく手法を体系立てて解説している箇所には感動を覚えました。

上司が部下を管理・マネジメントしてプロジェクトをすすめるのではなく、メンバー全員がプロジェクトのすすめ方を把握している組織はどれほど強力だろうかと考えました。

このような組織論が広まっているアメリカの職場はすごいなぁと感心しつつ、いつかアメリカの開発会社で働いてみたいと思っていました。

私も推薦者のコメントのように、技術者以外にも広まって欲しいと考えているので、折に触れてこの本は紹介していきたいと思います。

そのスクラムで紹介されていた振り返り手法がKPTです。

KPIとは良かったこと、困っていることを明確化し、具体的な改善策を共有する手法です。

KPTはスクラムで紹介されている振り返り手法の一つです。

Keep(良かったことや続けたいこと)、Problem(困っていることや改善したほうがいいこと)、Try(良かったことを伸ばす案や困ったことを解消する案)の頭文字で、紙を以下のように三分割して割り当てられた箇所にKPTを記載していきます。

引用:スクラム実践入門

毎日漠然と仕事をしたり、プライベートを過ごしたりしているとなかなかKPTの発想は生まれませんが、このシートをA4紙に数十枚印刷をしておき、机の上においていると、自然と日々を振り返る習慣がつきます。

もっと効率的にできないのか?

もっと早く完成できないか?

他にいいやり方はないのか?

振り返りを習慣化するコツ

私は、どんなにいい方法を学んでも、どんな本やテレビや人の話を聞いて感動しても、それが続くか続かないかは別問題だと思います。

人は毎日見るもの、思い出すものは覚えられますが、毎日見なかったり、そのことについて考えたり思い出さなかったりすると簡単に忘れてしまいます。

ただ、自暴自棄になる必要はありません。

振り返りのきっかけを毎日見る、思い出す工夫をすればいいだけです。

私がやっている習慣化のコツを紹介します。

KPTのシートを何枚も印刷して机の上においておく

『目的や夢』をスマホのリマインダーにセットして毎週リマインドしてくれるように設定する

習慣化アプリやサービスに『目的や夢』を設定する

目的を見失わないようにする

また、振り返りを続けられなくなり、努力をやめてしまう理由は、以下の本田選手のTweetにもあるように、ほとんどの人が『目的を見失う』からだとも思っています。

その対応策としても、リマインダーはとても役に立ちます。

振り返り手法KPTと習慣化のまとめ

 

振り返り手法 KPT:良いこと、悪いこと、挑戦の3項目を毎日書く

続けるコツ:KPTシートを数十枚用意しておく、スマホのリマインダーを使う、アプリを使う、努力・振り返りの目的をリマインダーに追加する。

以下のブログを参考に日々の振り返り手法を習慣にするように工夫しました。

参考

振り返り6ツール比較!! 〜YWTとKPTとPDCAの違い(あとLAMDAとか経験学習モデルとか)〜http://yoshitsugumi.hatenablog.com/entry/2017/02/03/110321

 

 

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